αリポ酸は抗酸化作用はビタミンCより強力
老化とは体が酸化すること。アンチエイジングには酸化を抑える抗酸化作用のある食品やサプリメントを摂ることが基本になります。じつは「αリポ酸」の抗酸化作用はビタミンCやビタミンEよりも強力。しかもほかの抗酸化物質を節約する役目まであるのです。
αリポ酸の抗酸化作用は強力
αリポ酸は体内で作られる脂肪酸。細胞のすべての存在しています。細胞内のミトコンドリアでは、エネルギーを産出するときに活性酸素が発生。αリポ酸の主要な働きは、この活性酸素を消去することにあります。
その抗酸化作用は非常に強く、ビタミンCやビタミンEよりも強力です。水溶性のビタミンCは脂質でできた細胞膜の外側の水溶液、脂溶性のビタミンEは細胞膜の内側で活躍します。
ところがαリポ酸は、水溶性と脂溶性の両方の性質を保持。水溶液の中にも資質の中にも存在できます。すなわち、細胞膜の中に発生した活性酸素だけでなく、その外側のものも消去することができるのです。
αリポ酸はサプリメントで摂取
αリポ酸には、ビタミンCやビタミンE、コエンザイムQ10を再生させる働きもあります。さらには、ビタミンCやビタミンEが体内で不足した場合は、αリポ酸の抗酸化作用を自ら強化して、ほかの抗酸化物質を節約する役目もあるのです。
抗酸化作用にすぐれたαリポ酸は、ブロッコリーやほうれん草、トマト、肉の赤身、レバーなどに多く含まれます。とはいえ、これらの食材ではアンチエイジング効果を期待するにはあまりにも微量しか含まれません。
体内で作られるαリポ酸の量も、30歳ごろから徐々に減少していきます。このため、サプリメントから摂取するのが正解です。摂取量の目安は1日30~100mgとされています。
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