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しびれの原因を見極める「10秒テスト」とは

中高年に多く発症して「手足のしびれ」「歩行障害」を引き起こし、寝たきりになってしまう危険もある「頚椎症性脊髄症」。そこで「手足のしびれ」が本当に「頚椎症性脊髄症」かどうかを見極める方法を紹介します。『主治医が見つかる診療所』で取り上げられていました。



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しびれの原因を見極める「10秒テスト」とは


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手足のしびれを見極める10秒テスト

首の骨と骨との間でクッションの役割を果たしている「椎間板」は、一般的に加齢とともに弾力性を失って潰れていきます。すると十分にクッションの役目を果たすことができず、骨同士が直接こすり合って椎間板や骨が変形したり、不安定になった首の骨を支えるためじん帯が変形したり…。

それらが脊髄を圧迫してしまうのが「頚椎症性脊髄症」です。この脊髄の圧迫が原因で「手足のしびれ」がおこります。

それでは「手足のしびれ」が「頚椎症性脊髄症」かどうかを見極める方法を紹介しましょう。それが「10秒テスト」です。これは10秒間の間に、左右の手でグーとパーを繰り返すもの。この10秒テストは立った状態でも座ったままでもどちらでもチェック可能です。


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頚椎症性脊髄症だとスピードの落ちる

両腕を前にまっすぐ出して、10秒間で手を握ったり開いたりする動きをできるだけすばやく行います。このときこぶしはしっかり握って、しっかり開くよう意識してください。グーパーを1回としてが何回できるかを数えます。

「頚椎症性脊髄症」の場合は、このスピードの落ちてしまうのです。目安としては「20回を切る」ようだとこの病気の可能性があります。また、こぶしがしっかり握れない場合も要注意です。なお、必ずしも両手とも速度が落ちるとは限りません。片手だけスピードが落ちてしまう場合もあります。

こういった場合、首に何らかの問題がある可能性が…。万が一のことを考えて、一度、整形外科を受診するようにしてください。

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■6月9日放送『主治医が見つかる診療所』
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