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ドライマウスを防止する唾液腺トレーニングとは

ドライマウスとは、安静時の唾液に分泌が少なくなってしまう症状のこと。ドライマウスの原因はおもに加齢にあります。ドライマウスで口の中が乾いてしまうと、口臭の原因となったり風邪などの抵抗力が弱まったり…。そこで、ドライマウスを防止する唾液腺トレーニングを紹介しましょう。



ドライマウスを防止する唾液腺トレーニングとは


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ドライマウスは安静時唾液を増やす

ふだん意識していませんが、唾液には2種類あります。ご飯を食べたり匂いを嗅いだときに分泌されるサラサラとした「刺激唾液」と、口を動かさなくても常に分泌されるぬめりのある「安静時唾液」です。

ドライマウスとは、このうち安静時唾液の分泌が少なくなってしまう症状のこと。唾液は通常1日に1~1.5リットル出ていますが、ドライマウスになるとそれが0.5リットル程度まで減少してしまいます。

ドライマウスを防止するには、この安静時唾液を増やさなければなりません。そのためには、働きが弱った唾液腺を活発にする必要があります。唾液腺とは舌の下にある舌下腺、耳の下にある耳下腺、あごの下にある顎下腺の3つのことです。


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ドライマウス防止に唾液腺を刺激

そこで、ドライマウスを防止する唾液腺トレーニングを紹介しましょう。唾液腺トレーニングで唾液腺を刺激すると、常に唾液が出るようになります。まず口を大きく開けて、カチカチと噛むこと36回。この動きで耳下腺と顎下腺を活性化します。

ドライマウスを防止するトレーニングは次に、舌を口の外に出して右に12回、左に12回グルグル回すのです。これで舌下腺と顎下腺を活性化。なるべく舌を動かすアクションを大きくすると効果がアップします。

ドライマウス防止トレーニングの最後は、口の中に溜まった唾液をごっくんと飲んで終了です。起床後と昼食後、就寝前の1日3回トレーニングすると、ドライマウスを防止できるでしょう。

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