臭い膿栓の原因を元から断つならパタカラ体操
白い米粒大のブヨブヨした塊が口の中からポロリと出て来たら、それは「膿栓」です。潰すとひどい悪臭を放ちます。じつは、この膿栓の原因は口呼吸。そこで、膿栓の原因となる口呼吸を治すトレーニングを紹介しましょう。口のまわりの筋肉である口輪筋を鍛えるパタカラ体操です。
膿栓ができ続ける状態は慢性扁桃炎
ある日突然、のどから出てくる小さな白いかたまり。潰すとなんともいえない悪臭を放つ…という経験をした人も多いでしょう。何かの食べカスと勘違いする人が多いのですが、じつは膿栓と呼ばれる物体です。
膿栓はのどの扁桃で繁殖した細菌の死骸のかたまり。扁桃はそもそも細菌などを防御するものです。それが疲労などで体の抵抗力が弱ると、細菌の力が体の抵抗力を上回ってしまうのです。すると、扁桃で細菌が繁殖してしまいます。
そして、膿栓ができ続ける状態は「慢性扁桃炎」という病気。こうなると細菌の死骸が塊となって膿栓がどんどん作られる状態になります。この慢性扁桃炎になる原因が口呼吸なのです。
膿栓の原因を元から治すパタカラ体操
膿栓の原因となる口呼吸は、口のまわりの筋肉である口輪筋の衰えによっておこります。口を閉じる筋肉が衰えてくると口呼吸になりやすくなり、それがやがてクセになってしまうのでした。
そんな膿栓の原因を治すトレーニングがパタカラ体操です。「パ・タ・カ・ラ」の音を、口を大きく開けて反復して発音するというもの。まずは、パ・パ・パ・パ…と16回、次にタ・タ・タ・タ…とを16回、続けてカを16回、ラを16回発音します。
そして「パ・タ・カ・ラ」を4回発音したら、早口で「パタカラ」を4回発音するのです。こうして口輪筋を鍛えることで口呼吸を改善。膿栓の原因を元から断つことができるのでした。
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