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40代からの医療情報…現役看護師が監修

下肢静脈瘤の治療はレーザーで血管を収縮させる

下肢静脈瘤になると、ふくらあはぎまわりがボコボコに見えてしまいます。さらに放っておくと、皮膚の下の脂肪が炎症をおこしてしまうのです。こうなると、下肢静脈瘤は治療が必要になります。下肢静脈瘤の最新の治療法を見てみましょう。『ためしてガッテン』で紹介されていました。



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下肢静脈瘤の治療はレーザーで血管を収縮させる


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下肢静脈瘤の治療法はレーザー照射

福島県に住む女性は、30代のころから下肢静脈瘤によるつらい足のむくみや疲れを感じてきました。最近では、夜中に頻繁に足がつるようになり、生活に支障が出るようになってのです。

女性の足を見せてもらうと、ふくらはぎはむくみでパンパン。とくに右足は太ももにかけての広い範囲で下肢静脈瘤が浮き出ていました。女性曰く、歩くとき左足はスッと行くけど、右足はちょっと引きずるか体になるといいます。

そこで医師に勧められたのが下肢静脈瘤の最新治療法。レーザーの熱によって血管を収縮させて、血管を閉じるというのものです。具体的には、逆流をおこしている血管内に装置を入れてレーザーを照射。静脈を閉じてしまうのです。


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下肢静脈瘤の治療は慌てなくてよい

閉じてしまう聞くと驚きますが、じつは足には多くの静脈が走っています。逆流している静脈を閉じてしまっても、ほかが補ってくれるのです。

下肢静脈瘤新型のレーザー治療機器が2014年に保険適用となり、術後の痛みも残りにくいなど、患者の負担がグッと減りました。手術は30分で終了。手術を受けた女性はチクチクとするくらいで、まったく痛くなかったと話します。

2時間後、女性は普通に歩いて帰宅。手術からわずか一週間、むくみはかなり改善していました。なお、下肢静脈瘤は基本的には良性の病気。血栓が飛ぶことはほとんどなく、足の切断などにも発展しません。このため、下肢静脈瘤を見つけても慌てて治療しなくても大丈夫です。

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