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嚥下障害の原因は脳卒中や脳梗塞かもしれない

食事中にむせたり、胸につかえた感じがしたりすることはありませんか? 頻繁におこるようであれば嚥下障害かもしれません。嚥下障害とは、食べたり飲んだりする作業に障害が出ること。嚥下障害は命にかかわる病気のサインかもしれません。『駆け込みドクター』で紹介されていました。



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嚥下障害の原因は脳卒中や脳梗塞かもしれない


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嚥下障害は若者にも増えている

飲み込む瞬間をとらえたレントゲン映像を見てみると、健康な人は口から食べ物が入ると、のどから食道を通って胃に流れます。しかし、嚥下障害の人はのどでいったん留まり、食道だけでなく機関にまで流れ込んでいました。

健康な人は異物が気管に入ればむせて吐き出します。しかし、加齢などによって反応が鈍くなると吐き出せず、異物が気管をふさいで窒息死することもあるのです。

しかも近年、嚥下障害は若者にも増えているといいます。原因の1つは食事。ファストフードや麺類などしっかり噛まないでも飲み込める食事が、飲み込む力を衰えさせているのです。


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嚥下障害が脳の異常でおこる

この嚥下障害は、命にもかかわる病気のサインである場合があります。嚥下障害が脳の病気からおこっていることがあるからです。脳神経外科の専門医は、嚥下障害がある人は脳の精密検査を受けることを勧めています。

というのも脳卒中や脳腫瘍があると、そこの運動線維がやられるために飲み込むために必要な筋肉が、麻痺して動かなくなることがあるのです。それで嚥下障害がおこっている可能性もあります。

脳に何らかの異常が出ると、信号の伝達がうまくいきません。すると、のどの筋肉がスムーズに活動せず、嚥下障害がおこるのです。「ちょっと飲み込みが変なんですという人を調べると、小さな腫瘍があったり、小さい血管が詰まる脳梗塞をおこしているケースがよく見られます。

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