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追加要件1年延期!介護福祉士の国家資格

厚生労働省は「介護福祉士」の国家資格について、資格取得を目指す人に長時間の研修などを義務づける時期を延期する方針を固めました。質の向上を目指して2015年度から実施する予定でしたが、介護分野の人手不足を理由に1年間先送りします。



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長時間研修の義務づけは、以前にも実施時期が2012年度から2015年度に先送りされています。これで延期は2度目です。2014年1月28日の自民・公明両党の厚労部会で厚労省が延期の方針を示し、了承されました。関連の改正法案を通常国会に提出します。

現在、介護福祉士の資格を得る方法は「介護現場で3年以上働き、国家試験に合格」「福祉系の大学や専門学校を卒業」などがあります。2007年には資格要件を追加する法改正が成立。介護現場での3年以上の働いて国家試験に合格した人に「600時間以上の研修」を追加、福祉系の大学や専門学校卒業生は「国家試験合格」を義務づける内容でした。

しかし、2012年度からの実施を前に介護関係の事業者や学校が「人材確保が難しくなる」と反発。実施を2015年度に先送りしたうえに、研修時間も450時間に縮めることになっていました。

しかし、引き続き人手不足が続いているのが現状。厚労省は、1年間の再延期が必要と判断したというわけです。

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