便秘改善なら洋式トイレの前かがみポーズが効く
便秘改善なら洋式トイレの前かがみポーズが効果的です。洋式トイレに普通に座っても大腸から肛門までの経路は曲がったまま。前かがみにならないと便がスムーズに通らないため便秘となっていまうのです。『ためしてガッテン』の「便秘!スッキリ大革命」で紹介されていました。
便秘の原因は直腸から肛門の傾き
高齢者の便秘解消に取り組んで、大きな成果を上げている老人施設があります。利用者が洋式便座に座ると、その器具を前に持ってきて前かがみになるのです。こうすると直腸がまっすぐになって便が落ちやすくなるのです。
日本人の内臓を左側面から見てみましょう。上から下に向かう大腸の一番出口のところに直腸と肛門があります。洋式トイレに座って見てみると、大腸と直腸との結合部分は少しだけ右に曲がっている状態。ちょうど「く」の字型になっています。
これこそが現代の日本人が便秘になりやすい原因。洋式トイレに座った状態では、直腸から肛門へのルートが垂直ではなく左に傾いています。便が通りにくいために便秘になってしまうのです。
便秘改善には前かがみポーズ
便秘改善のポイントは大腸から肛門までをなるべくまっすぐにすること。洋式トイレで上体を前に倒した「前かがみポーズ」になると、大腸と直腸の結合部分の角度が浅くなるとともに、直腸から肛門へのルートが垂直に近づくのです。
便秘改善には前かがみポーズに加えて、足の下に台を置くとさらに効果的。お風呂用のイスくらいの高さがよいでしょう。大腸から肛門までがさらにまっすぐに近づいて、便が排出されやすくなるのです。
とかく姿勢がよいほうが内臓もまっすぐと思いがち。しかし、こと排便に関しては体を曲げた前かがみポーズのほうが、大腸から直腸、肛門までのルートがまっすぐになって、便秘改善につながるのです。
■「便秘改善」おすすめ記事
8時間以上の空腹が「便秘」を解消する秘訣
腸腰筋を鍛えると大腸が刺激されて便秘が解消
■「便秘」おすすめ記事
「便秘」は体に充満するガスが原因だった!
便秘の人は「くも膜下出血」になりやすい!?
食物繊維のとりすぎで便秘がさらに詰まる理由
便秘の原因はただの思い込みかもしれない!?
血便の原因は便秘?虚血性大腸炎の症状と治療
インフルエンザの発症原因が「かくれ便秘」!?
便秘の原因は朝食抜きによる食物繊維の不足かも
便秘の原因!日本人は洋式トイレに向いていない