ナイス!シニア
40代からの医療情報…現役看護師が監修

誤嚥性肺炎の原因!新型ドライマウスとは?

「新型ドライマウス」が高齢者の間で増えています。それは唾液蒸発型のドライマウス。寝ている間に「口が開いていること」が原因です。人間の口は、10分も開けたあままならすぐに乾燥してしまいます。「新型ドライマウス」の人が就寝中に口を開けている時間を測ってみると、なんと数時間にも及ぶのです。



スポンサーリンク
誤嚥性肺炎の原因となる新型ドライマウスとは?


スポンサーリンク

口が乾くと誤嚥性肺炎を引き起こす

睡眠中に口が開いてしまうおもな原因は「鼻づまり」「睡眠時無呼吸症候群」のほか、睡眠薬や抗うつ剤などの「薬の副作用」があります。そして、気をつけなければならないのが「筋力の低下」。加齢とともに口の筋力は低下するものです。上を向いて寝ていると、自然と口が開いてしまいます。

口が乾くと、唾液の抗菌作用が失われ、悪い菌やウイルスが増殖。「歯周病」や「口臭」「口腔カンジダ症」になってしまいます。さらには「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」を引き起こすこともあるのです。

誤嚥性肺炎は、高齢者の亡くなる原因の上位に入る病気。新型ドライマウスは、なかなか侮れない症状なのです。


スポンサーリンク

誤嚥性肺炎を引き起こす前に専門医に

そんな唾液蒸発型のドライマウスに気づくポイントは「毎朝口が乾く」「朝起きたとき口の中がネバネバする」。夜中に口が乾いていることから、このような症状が出てきます。

また、口呼吸になっているため「くちびるの荒れ」も出てくるとか。さらに、口の中のカビが増えてくると、くちびるの両端が切れて「口角炎」がおこるのです。

こういった症状を持っている人は、誤嚥性肺炎などを引き起こす前にぜひ専門医に見てもらうことをオススメします。口の中のことなので「歯科」「口腔外科」「耳鼻咽喉科」を受診しましょう。

■「誤嚥性肺炎の原因」おすすめ記事
65歳以上の死亡原因の多くは「誤嚥性肺炎」
誤嚥性肺炎を防ぐ「口腔ケア」と「食事法」
周富徳も死去した「誤えん性肺炎」の危険性
「誤えん性肺炎」危険度チェックと予防体操

■「肺炎」おすすめ記事
伍代夏子が九死に一生を得た間質性肺炎とは?
原因不明「間質性肺炎」を咳で見分ける方法
逆流性食道炎ならぬ逆流性肺炎の症状とは?
hitomiが「過敏性肺炎」が原因で1か月で引越し
肺炎の症状をせきや発熱で見分ける方法がある
急性肺炎は1週間で死に至る危険もある病気

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事



目次