線維筋痛症の症状はマッサージしても治らない
全身に激しい痛みが生じるのが線維筋痛症の症状。血液検査などでも異常が見つからない、原因不明の病気です。そんな線維筋痛症の具体的な症状とその治療法を見ていきましょう。『ためしてガッテン』の「長引く痛み治療最前線」で紹介されていました。
線維筋痛症の症状がエスカレート
45歳の主婦の体に線維筋痛症が発症したのは5年前のことでした。最初に感じたのはわずかな兆候。それは足先の鈍い痛みだったといいます。
最初は我慢できるものだったものの、だんだん痛みが増幅。やがて症状は肩や頭などいろいろな場所に出るようになりました。痛み止めを飲んでみても効果なし。それどころか次第にエスカレートしていきます。
水道の冷たい水で指の関節に激痛が走ったり、包丁で野菜を切る振動で痛みを感じたり…。体の中にガラスの破片が入っていて、中から神経や皮膚にズキズキ刺さるイメージだったとか。あまりの痛みに一睡もできないこともありました。
痛みに耐えかねて病院に行って、血液検査やX線検査で詳しく調べてみても異常なし。痛みの原因がまったく見つかりませんでした。
痛みの場所が移る線維筋痛症の症状
線維筋痛症の不思議な症状に襲われた人もします。57歳の刺繍作家の女性は、初めは手のこわばるような痛みから、やがて針も持てないほどの痛みに変わりました。
この女性の場合、片側の手がよくなったと思ったら、反対の手が痛くなったり…。痛みの場所が移っていったといいます。
さらに、この女性を襲ったのは痛みだけではありませんでした。ドライアイにドライマウス、ひどいめまいまで発症。やがて日常生活さえ送るのも難しくなってしまいました。
線維筋痛症の症状に保険適用の新薬
2人に共通していたのが、全身に痛みが発生したこと。そして、一番痛い場所が移動することです。
この病気の名前は「線維筋痛症」。推定200万人の患者がいるといわれています。診断が難しい病気として知られていて、病名がつくのに30年以上かかった人もいるほどです。
線維筋痛症の症状は、全身に激しい痛みが生じます。原因は不明であ、通常の医師が行なう血液検査では異常が現れません。CTスキャン、MRIを検査しても異常を発見できない特徴があります。
現在、2人は薬による治療によって線維筋痛症はほぼ完治。線維筋痛症には新薬が登場しています。この薬は初めて保険適用されました。
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