イミダペプチドの疲労回復を狙うなら「鶏胸肉」
イミダペプチドは鶏の胸肉などに多く含まれている疲労回復に効果のある成分です。イミダペプチドは渡り鳥や回遊魚のスタミナ減ともいうべき抗疲労成分。実際、イミダペプチドの摂取で疲労回復効果が得られた実験結果もあります。イミダペプチドの疲労回復を狙うなら鶏胸肉です。
イミダペプチドの抗疲労メカニズム
疲労回復に関する研究が進むなか、ふだんよく食べている食材に抗疲労成分が豊富に含まれていることがわかってきました。それが「イミダゾールジペプチド」、別名「イミダペプチド」というタンパク質の一種です。
イミダペプチドは鶏胸肉に多く含まれています。何百kmも休みなく飛び続ける渡り鳥の抗疲労メカニズムの研究から、羽根の付け根にあるイミダペプチドの存在が注目されたというわけ。羽の付け根、すなわち鶏胸肉ということです。
イミダペプチドの抗疲労メカニズムは、細胞がさびて傷つくのを抗酸化作用で防いで機能低下を抑えるというもの。カツオやマグロなど高速で泳ぎ続ける回遊魚にもイミダペプチドは多く含まれています。
イミダペプチドが多く含まれる食材
イミダペプチドが多く含まれる食材の筆頭は鶏胸肉。100gあたり1,223mgのイミダペプチドを含んでいます。豚ロースは100gあたり928mg、豚もも肉は100gあたり833mgです。
回遊魚であるカツオも100gあたり811mgのイミダペプチドを含有。鶏もも肉も100gあたり467mg、牛もも肉も100gあたり265mgのイミダペプチドを含んでいます。
実際、イミダペプチドの疲労回復効果を調べた実験結果もあります。イミダペプチド200mgを2週間摂り続けると、80%以上の人が疲労回復効果があったと答えたのです。
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