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乗り換えメリットがある「収入保障保険」

「収入保障保険」とは、保障だけを見ると単なる死亡・高度障害の保険。入院や手術で保険金が支払われたり、がんや三大疾病の保障があるものはすべて特約です。この収入保障という名称は、保険金が毎月の収入のように支払われるところから来ています。



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収入保障保険は掛け捨てですから、より安い保険料で現在と同程度の保障を受けられるのであれば、乗り換えることで家計のプラスになります。月々の保険料の差は小さくても契約期間の長さを考えれば、それなりの程度の金額になるもの。しかも、現在の契約を解約すると解約返戻金が戻ることもあります。

従来に比べて、収入保障保険の保険料は安くなっています。ただし、保険料は契約時の年齢が上がるほど高くなるので、誰でも乗り換えのメリットがあるわけではありません。どういった場合に、乗り換えメリットがあるのでしょうか?

メリットが出る可能性がある契約の条件はいくつかあります。まず2007年3月以前に契約した保険です。保険会社が保険料を算出する基礎となる死亡率が、2007年4月に下がったからです。収入保障保険は保険料が10%前後も下がった会社もありました。

次に、タバコを吸わない人や一定基準以上の健康状態の人です。身長と体重のバランスである「BMI」や血圧などが一定の条件を満たす「健康体」の人や、タバコを吸わない「非喫煙者」の保険料を割り引く保険会社があるからです。過去に喫煙していても、一般的に1年以上禁煙して簡単な検査をクリアすれば割引きの対象になります。

契約時に複数の保険会社を比較せず、勧められるまま契約した人は保険料が割高になっている可能性があるので要注意です。収入保障保険は月々の保険料を抑えつつ、必要最低限の保障を確保できるのが特徴。終身保険や定期保険を見直して契約した人も多いですが、「保険はもう見直す必要はないはず」という思い込みがあるためか、合計数十万円の乗り換えメリットがある契約がまだ残っているのです。

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