沖縄の平均寿命が長いのは食材に秘密があった
人口3,386人に対して、90歳を超える人が156人もいるという沖縄県大宜味村(おおぎみそん)。いったい何を食べるとそんなに長生きできるのでしょう? その秘密は食材にあったのです。『駆け込みドクター!』で「ニッポンが誇る長寿村」で紹介されていました。
平均寿命が長い沖縄県大宜味村
平均寿命が長い沖縄県大宜味村では70歳くらいは、まだまだ半人前という認識だとか。90代にならないと「お婆ちゃん」と呼ばないといいます。
そんな大宜味村の長寿食材は「ツルムラサキ」。近年、栄養価が高いことで注目されている野草です。ビタミンCやカロテンを多く含みます。
また、チャンプルーと呼ばれる炒め物で塩分を控えているのも長寿ポイント。あまり塩は使わずにカツオだしを使用します。沖縄県の塩分の摂取量は全国平均が1日あたり男性11.4g、女性が9.6gのところ、なんと男性9.3g、女性が7.7gと格段に少ないのです。
もちろん「ゴーヤチャンプル」も長寿ポイント。ゴーヤに含まれる苦味成分には、動脈硬化や生活習慣病の予防に効果があります。さらに、日本人にはなじみは薄い「白ゴーヤ」も長寿食材。緑のゴーヤに比べて苦味が少なく、生でサラダにして食べられています。
沖縄県のシークワーサーも長寿の秘訣
「シークワーサー」も長寿の秘訣です。沖縄県大宜味村のシークワーサー生産量は全国出荷量の60%以上。まだ熟していないシークワーサーは酸味が強く、クエン酸が豊富に含まれています。
このほか「ジーマーミ豆腐」に豊富に含まれる脂肪酸には、コレステロール抑制の効果があります。「イチョーバー」という香味野菜は抗酸化作用が強く、風邪の予防に効果大です。
薬草として重宝されてきた「インガナ」は、100gで牛乳1杯分のカルシウムを含みます。海草から作られている「モーイ豆腐」は、ミネラルや食物繊維が豊富ながら、低カロリーでヘルシーな食材なのです。
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