トイレが近いからと我慢すると早死にする理由

トイレが近いからといって我慢すると早死にします。なんとトイレの我慢の限界に達したときに血圧を測定すると、最高血圧が「135」から「166」に急上昇。最高血圧が「31」も上がっていたのでした。『カスペ！』の「間違いだらけの健康ジョーシキ」で紹介されていました。

トイレが近いから我慢すると血圧上昇

池谷医院院長の循環器専門医・池谷敏郎先生が提唱する新ジョーシキは「トイレを我慢すると早死にする！」です。じつはトイレが近いからといって我慢すると、血圧が大きく上昇してしまうのでした。

さっそく、トイレを我慢すると血圧がどのくらい上がるのかを実験してみましょう。この実験に挑むのは、鬼嫁に耐える日本一我慢強い男である佐々木健介さんです。

実験は携帯型自動血圧計を装着して、血圧の変化を測定します。実験前の測定では、最高血圧は「135」、最低血圧は「81」でした。ルールとしては、自分のペースで水分を摂って、ひたすらトイレを我慢するというものです。

一般的に膀胱の容積は約300～450cc。通常は250ccほど溜まると尿意を感じます。1リットルの水を飲んだら、だいたい1時間30分～2時間ほどで限界に達すると考えられます。

そして実験開始からほぼ2時間、佐々木さんが我慢の限界に達しました。そのときの最高血圧は「166」。最高血圧が「31」も上がったのです。

このように血圧が上がると、動脈硬化のコブに傷が付きます。これが脳でおきれば脳梗塞、心臓でおきれば心筋梗塞。つまり、トイレが近いからといって我慢すると、血圧の急上昇によって命を短くしてしまうのです。

血圧は1日の中で絶えず変動するもの。血圧がどんなときに上がるかの変動を知っておくことは、血管の病気を防ぐためには重要なことなのでした。

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