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姿勢矯正は骨盤トライアングルによる正しい姿勢

インナーマッスルを鍛えながら姿勢矯正できる「正しい姿勢のとり方」を紹介しましょう。ふだんから正しい姿勢を心がけていれば、インナーマッスルが自然と鍛えられます。姿勢矯正は骨盤トライアングルによる正しい姿勢がカギ。インナーマッスルが鍛えられれば、おのずと姿勢矯正ができるというわけです。



姿勢矯正は骨盤トライアングルによる正しい姿勢


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姿勢矯正には骨盤トライアングル

正しい姿勢をとることは、インナーマッスルの鍛え方の基本。ポイントは骨盤の角度を意識することにあります。

たとえば猫背の人は、骨盤の下側が前に出た状態。その影響で背骨が後ろに曲がって、肩が少し前に出ている状態です。反対に反り腰の人は、骨盤の上側が前に倒れていて、その影響で背骨が反っている状態になります。

それでは、正しい姿勢をとるために姿勢矯正する手順を紹介しましょう。まず頭頂部に手を置いて、それを押し上げるように体を伸ばします。腹筋と背筋に力を入れて、頭頂部から吊り上げられているようなイメージ。ただし、見ためはスタイルよく見えますが、このままだと骨盤はやや反りすぎです。

そこで、次に少し前傾している骨盤を真っ直ぐの位置に戻さなければなりません。ここで使用するのが「骨盤トライアングル」です。


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インナーマッスル強化で姿勢矯正

骨盤トライアングルは、左右の腰骨の出っ張った部分と恥骨を手で結んて三角形を作る…というもの。手の平の付け根を腰骨の出っ張りに当てて、両手の親指の先同士をくっ付けます。

そして、中指の先端を恥骨に当てると、親指と人差し指で下向きの三角形ができるはず。この三角形を地面にして垂直にするように、骨盤の角度を調整するのです。

骨盤トライアングルが地面に垂直な状態こそが、インナーマッスルを鍛える「正しい姿勢」。この角度を維持することで、骨盤が正しい位置に保てます。そして、骨盤を正しい位置に保つことで、自然とインナーマッスルも強化。これによって、姿勢矯正と代謝アップが狙えるわけです。

電車内や路上で何気なく立っているときに、骨盤トライアングルが垂直になることを意識。このちょい足しメソッドができれば、おのずと姿勢矯正もできているはずです。


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姿勢矯正にインナーマッスルの大腰筋

骨盤トライアングルによる正しい姿勢は、階段を上るときに意識すると姿勢矯正の効果がアップします。正しい姿勢で階段を上ると鍛えられるのが、インナーマッスルの大腰筋だからです。

大腰筋は背骨と大腿骨をつないでいるインナーマッスル。大腰筋の役割は足を引き上げることに加えて、骨盤を正しい角度に調整すること。大腰筋を鍛えることによって、正しい姿勢がラクに維持できるようになります。

このため、姿勢矯正のためにはふだんから骨盤トライアングルで正しい姿勢を意識するだけでなく、階段を上る前にも正しい姿勢を意識することをちょい足しメソッドにするのです。

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