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ヒートショックプロテインで美肌になる方法とは

ヒートショックプロテインとは、体への熱の負荷によって細胞内に発現する特殊なタンパク質。一定の時間、熱めのお風呂に入ることで増やすことができます。そんなヒートショックプロテインの効果は、一般的には筋肉痛の軽減や免疫力アップ。そして、ヒートショックプロテインで美肌にも効果があるのでした。



ヒートショックプロテインで美肌になる方法とは


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ヒートショックプロテインに美肌効果

ヒートショックプロテインの語源は「ヒート(熱)」の「ショック(刺激)」で増加する「プロテイン(タンパク質)」から。一般的には、ヒートショックプロテインが増加すると傷ついたタンパク質が修復します。このため、筋肉痛が軽減したり免疫力がアップしたりという効果が現れるわけです。

ヒートショックプロテインは、熱から皮膚を守ろうとするタンパク質といえるもの。体温がおよそ38度まで上昇したときに作られます。そして、肌に弾力性を持たせているコラーゲンを修復させるため、美肌効果が期待できるのです。

島根県が日本一の美肌県となったのも、このヒートショックプロテインの効果が関係しています。島根有数の温泉街・玉造温泉は、皮膚に弾力性を持たせる硫酸塩や、保湿効果のある塩化物泉を含有。地元で知られる美肌の湯です。


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ヒートショックプロテインで美肌の湯

およそ1300年前の文献『出雲風土記』にも「一度は入れば肌美しく」「効果が得られなかったという人はいない」という記述があるほど。顔や体がスベスベになると、温泉の湯を化粧水代わりに持ち帰る人も多いといいます。

そして、島根県では温泉に10分から30分と長めに浸かる人が多いことが特徴。じつは42度以上のお湯に10分以上浸かると、ヒートショックプロテインが作られます。また、ヒートショックプロテインは、一度作られると一週間は保たれるのです。

こうして週に1回程度、42度の温泉に10分以上浸かることが多い島根県の人は、ヒートショックプロテインによる美肌効果をずっと維持できるということ。美肌の湯の効果の秘密はヒートショックプロテインにあるのでした。

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