阻止率98%!「花」を飾って空き巣を防ぐ
犯罪者が嫌がる心理を利用した防犯テクニックに、玄関やベランダに「花」を飾ることで「空き巣被害を防ぐ」…というものがあります。4月26日放送『世界一受けたい授業』の「犯罪者の心理をコントロール」で紹介されていました。
じつは東京都杉並区は、かつて「空き巣多発地域」として知られていました。しかし、2006年に公演や路地裏に「花」を置くと、空き巣被害が「7割」も減少したのです。
これは、空き巣被害に遭った100世帯を調査したところ、庭や玄関に「花」を飾っている家の被害は「2軒」しかなかったという結果を参考にしたもの。残りの「98軒」の空き巣被害に遭った家には「花」が飾られていなかったのです。
そこで、地域住民が公園などで「花」を育てる取り組みを行ったところ、空き巣被害が減少したのです。これは、犯人が「花」を見てやさしい気持ちになって犯行をやめてしまう効果や、「花」の世話のために地域の人々が路地を行き来することによる監視の目が防犯に役立つといわれています。
実際、無人駅で自転車がたくさん盗まれる場所に「花」を飾っただけで、盗難がまったくおきなくなったという事例もあるほどです。「花」を見ることによる心境の変化と、手入れがなされているという人の気配が、効果を発揮していると考えられています。
■4月26日放送『世界一受けたい授業』
【犯罪者の心理をコントロール】
阻止率98%!「花」を飾って空き巣を防ぐ
「ひったくり」に遭わないためのテクニック
電話につなぐだけ「振り込め詐欺」防止装置