高齢者向けストレッチは肩と股関節がターゲット
筋肉は年齢とともに減少するもの。とくに高齢者は体の動きが小さくなるために、筋肉が硬く縮んできます。筋肉のなかでも肩や股関節の筋肉をあまり動かさないでいると、可動域が非常に狭くなるためバランスを取りにくくなるのです。このため、高齢者向けストレッチは肩と股関節がターゲットになります。

高齢者向けの肩のストレッチ
肩の関節や股関節が固まってしまうと、歩くときに腕の振りが小さくなりバランスがとりにくくなります。肩や股関節の筋肉のストレッチを行えば、筋肉が刺激されて可動域がアップ。バランス能力を上げることができます。
とはいえ、高齢者がいきなり強い運動を始めてしまうと、筋肉や靭帯が切れてしまうことも…。ゆっくりしたストレッチから始めるのが、高齢者にはおすすめです。さっそく、高齢者向けの肩と股関節のストレッチを紹介しましょう。
高齢者向けの肩のストレッチは、床の上にうつ伏せになって、両手を体に沿って置いて寝てください。まず右手を頭の前方にまっすぐ伸ばします。顔は伸ばした手のほうに向けて、そのまま2分間キープするのです。
高齢者向けの股関節ストレッチ
続いて、右手を戻して左手を頭の前方にまっすぐ伸ばしたら、そのまま2分間キープ。最後は両手を頭の前方に伸ばして2分間キープします。顔の向きはどちらでもかまいません。息は止めずに行います。
高齢者向けの股関節のストレッチは、床にあぐらをかくように座ったら、両足の裏を合わせて軽く手を添えてください。この体勢から上体を前に倒します。気持ちよいところまで、無理せずに行いましょう。
高齢者向けの股関節ストレッチは、息を止めずに2分間キープ。股関節をほぐして可動域を広げ、歩きやすくする効果が期待できます。上体を倒す角度は、無理のない範囲で十分です。
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