内臓脂肪を落とすためにやることはたったの2つ
内装脂肪を落として食後高脂血症を改善するには、脂物を控えることと運動することの2つが重要。とはいえ、生活習慣を変えるのはそんなに簡単にはできません。そこで、もっと簡単に内臓脂肪を落とす方法を紹介しましょう。『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。
内臓脂肪を落とす2つのポイント
簡単に内臓脂肪を落として食後高脂血症を改善する方法を実践するのは、58歳の女性。かつてはほっそりとして、モデル並みの体型だったいいます。しかし、30年後の現在はふっくらと貫禄が増した状態です。
とはいえ、これまで健康診断では何も問題はありませんでした。肥満度を表すBMIの数値も「24」と、18.5~25という基準値をギリギリ保っています。それだけに、食後高脂血症が判明したことに驚きを隠せません。
そして、内臓脂肪を落とすポイントはたったの2つだけです。1つは、水溶性食物繊維を食事の最初に食べることです。もう1つは、食後30分から1時間の間に10分のウォーキングをすることになります。
内臓脂肪を落とす食事と運動とは
水溶性食物繊維は腸で消化されるとゲル状に変化。腸の内壁に密着して脂肪分などの吸収を抑えるのに加えて、中性脂肪を分解する酵素であるリポ蛋白リパーゼの働きをよくするといわれています。そのため、水溶性食物繊維を食事の最初に食べておけば、食後の中性脂肪の急上昇を抑えられるというわけです。
食後のウォーキングについては、食事で摂った脂肪分が中性脂肪となって血液中に流れ出してくるタイミングが30分から1時間後。そのタイミングに合わせてウォーキングなどの有酸素運動を行えば、わずか10分でも効果的に食後の中性脂肪の量を下げることができるのです。
この2つのポイントを守れば、食後高脂血症が改善。さらには中性脂肪が体内に溜まりづらくなることで、内臓脂肪を落とすことができるのです。
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