紅茶の効能でコミュニケーションが活性化する
紅茶を飲むと「会話力」がアップするのをご存じですか? 紅茶の効能は脳科学的にも証明されているといいます。最初は紅茶の味と香り、次いで体に吸収された成分が脳に働きかけるのでした。紅茶の効能でコミュニケーションが活性化するのです。『あさイチ』の「イチおし 紅茶の新常識」で紹介されていました。
紅茶の効能によって会話が弾んだ
ある病院では数年前から昼食時にスタッフに紅茶を出すようになってから、ギスギスした感じもなくなって全体が協力的になったといいます。紅茶の効能を実感した病院は、患者さんにも紅茶を振舞うようになったほどです。
そこで、脳の表面の血流を測る機器を装着した初対面の2人が、紅茶を飲むとどのように変化するのかを実験してみました。すると、脳の前頭葉の端にある「話す中枢」と、話をしたいという意欲や積極性を担っている中央の部分の2箇所が活性化していました。
たしかに紅茶の効能によって、コミュニケーション能力が上がっているのです。これによって会話が弾んでいるのでした。
2018紅茶の効能で脳の前頭葉が活性化
紅茶の効能を実証するために、このほかにも緑茶とコーヒーでも同様のテストを実施しました。脳の前頭葉の活性化を比較してみると、開始5分後に紅茶が活性化している一方、緑茶やコーヒーはあまり変化していません。
30分後になると、緑茶もコーヒーも脳の前頭葉が徐々に活性化してきました。一方で、紅茶は活性化は持続しているのです。
紅茶の特徴である「味と香り」は、まず最初に脳に働きかけます。そして、時間がたっていくと紅茶を飲んで体に吸収され、今度は成分が体を回って脳に働きかける番。これが紅茶の効能がコミュニケーン能力を助けてくれる仕組みなのでした。