減塩レシピは主菜と副菜のメリハリが成功の秘訣
塩味しっかりなのに、無理なく塩分を減らせる減塩レシピの秘密は何なのでしょう? 減塩レシピの献立を組んでいる管理栄養士に話を聞くと「家庭と同じように塩を使ってもいい」というのです。減塩レシピの成功の秘訣を紹介します。『ためしてガッテン』で紹介されていました。

減塩レシピは塩分にメリハリをつける
実際に、減塩レシピを作る工程を見ていきましょう。舌平目のムニエルの調理を見ていると、塩で普通に味付けをしています。じつは主菜は塩を減らしていません。副菜を中心に、塩分を減らせるところは徹底的に減塩しています。
たとえばこの減塩レシピ。副采はブロッコリーのお浸しと、冬瓜の煮物、主菜は牛肉の炒め物です。塩分量は、主菜は0.7gで味しっかりですが、副采は冬瓜が0.3gでブロッコリーが0.2gと、かなりの減塩になっています。
減塩レシピの一番のポイントは、塩分にメリハリをつけること。塩分にメリハリをつけると、どうして減塩に効果があるのでしょう?
減塩レシピはトータルで塩分を抑える
減塩レシピを組み立てている管理栄養士いわく、ぜんぶ我慢して薄味にするのではなく、1品に集中して味をつけると、たとえほかが薄味でも満足できるというのです。
そもそもがっかりする減塩レシピでは、塩分控えめの食事は続きません。ぜんぶが薄い味になってしまうと、減塩レシピはやっぱりイヤだとなってしまいます。このため、味がしっかりついたものを残して、まずはおいしいと思ってもらうことが重要なのです。
そして、この塩分にメリハリをつける減塩レシピのポイントは、好きな一品の塩を減らさないこと。好きなものは絶対に塩分を減らさずに、ほかで減らしてトータルで塩分量を抑えるというわけです。
■「減塩レシピ」おすすめ記事
血圧を下げる方法「減塩水クッキング」が効く
長野の長寿の秘密は「減塩指導」のたまもの
減塩レシピに早変わりする泡しょう油の作り方
減塩レシピは「減塩水」を調味料に使うのがミソ
減塩レシピが成功する理由を脳科学的に説明する
減塩レシピによって1週間で味の感度がアップ