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減塩レシピによって1週間で味の感度がアップ

主菜の塩分量は減らさずに副菜の塩分を抑えて、トータルで塩分摂取量を抑えるのが成功する減塩レシピ。もちろん減塩レシピは、すべての人が最初から大満足するわけではありません。それでも1週間のプログラムで非常に味に敏感になるのです。『ためしてガッテン』で紹介されていました。



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減塩レシピによって1週間で味の感度がアップ


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減塩レシピで味の感度がアップする

実際、減塩レシピによってどれくらい味の感度がアップするかを調べた実験があります。ある薄い塩味を感じることができるかを、1週間の減塩プログラムの入院時と退院時で調べてたものです。

まず、減塩レシピを開始する前の入院時には、全体の2割ほどの人しか薄い塩味を感じることしかできませんでした。しかし、1週間の減塩プログラムを終えた退院時には、6割もの人がちゃんと感じられるようになっていました。

これは減塩レシピによって、塩味に注意を向けることによって味の感度が変わってくるため。微細な食味に関しても、脳に強い反応が出るという現象が観察されるのです。


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減塩レシピで脳が塩を探すようになる

つまり、減塩レシピで塩分摂取量が減ると、脳が塩に注意を向けて塩を探すようになります。このため、薄い塩分濃度でも味を感じることができるようになるのです。

とはいえ、減塩レシピによって味覚が変わるメカニズムは詳しくはわかっていません。しかし、同じ塩分量の食事を食べても、1週間を経ると薄味の食事をおいしいと感じるようになるのは事実です。

もちろん、この塩分にメリハリをつける減塩レシピは家庭でも実践可能。高血圧対策としてはとても有効と考えられます。メリハリをつけた減塩レシピにぜひ挑戦してみてください。

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