口腔アレルギー症候群は花粉と似た果物でおきる
口腔アレルギー症候群は花粉症に原因があります。口腔アレルギー症候群は花粉に似た構造の果物によって引き起こされるもの。免疫細胞が果物を花粉と間違えて反応してしまうことが口腔アレルギー症候群の原因になります。『ためしてガッテン』で紹介されていました。

口腔アレルギー症候群になるかテスト
実際に花粉症患者20人に集まってもらって、口腔アレルギー症候群になりやすいかどうかを調べてみました。プリックテストというアレルギーの診断に使われるテストを行ってもらいます。
プリックテストは皮膚に原因物質を染み込ませて、アレルギー反応を見る検査です。費用は保険適用で3,000円前後になります。
すると、20人中10人が口腔アレルギー症候群の予備軍でした。具体的にはスギ・ヒノキに加えて、別の花粉にもアレルギーを持つ人が口腔アレルギー症候群の予備軍となります。
口腔アレルギー症候群になりにくい人
予備軍でない10人はスギ・ヒノキのみ。予備軍の10人のうち、スギ・ヒノキに加えてハンノキに反応した人が8人、カモガヤが1人、ブタクサが1人でした。
すなわちハンノキやカモガヤ、ブタクサの花粉と、果物の構造が似ているために口腔アレルギー症候群がおこるというわけ。免疫細胞が花粉と間違えて反応して、かゆみ物質を放出してしまうのです。
ちなみに、スギ・ヒノキの花粉と構造が似ているのは、トマトが挙げられます。ただし、口腔アレルギー症候群が発症する人はほとんどいません。このため、スギ・ヒノキのみに反応する人は、口腔アレルギー症候群になりにくいのです。
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