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アクリルアミドは摂取量を減らすよう気をつける

アクリルアミドは、野菜や穀物などを「焼く・炒める・揚げる」など高温で調理すると発生する化学物質です。動物実験で発がん性が認められています。そして2016年2月には、内閣府食品安全委員会の作業部会が、アクリルアミドの最終評価をまとめました。詳しく見ていきましょう。



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アクリルアミドは摂取量を減らすよう気をつける


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アクリルアミドの摂取量を調査した

2016年2月には、内閣府食品安全委員会の作業部会はアクリルアミドについて「リスクは極めて低いが、動物実験の結果から懸念がないとはいえない」との最終評価をまとめました。食品安全委員会は摂取量を減らすよう促しています。

作業部会はまず、日本人のアクリルアミドの摂取量を調査。体重1kgあたりで算出した推定量は1日0.24マイクログラム。その約半分は炒めたモヤシやタマネギ、レンコンといった高温調理した野菜からです。残りはコーヒーや緑茶などの飲料、菓子類や糖類、パンなどの穀類からとなります。

このアクリルアミドの量は動物実験でがんの増加が確認された量の0.1%ほどの数値にしかすぎません。しかし、海外のリスク評価機関には、0.01%より多い場合は低減対策が必要だとするところもあります。最終報告書が「懸念がないとはいえない」という表現になったのは、このためです。


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アクリルアミド摂取量とがんリスク

作業部会では動物実験ではなく、人間のアクリルアミド摂取量とがんのリスクとの関連を調べた研究成果も多数分析しました。ただし、こちらは一貫した傾向は見られなかったといいます。

アクリルアミドは動物実験で発がん性が確認されているもの。一方で、人間を対象とした調査の全体を見ると、アクリルアミドが原因でがんが増えているとは認められません。

その意味では、アクリルアミドを過度に心配する必要はないということ。とはいえ摂取しない方がよいことには変わりないので、できるだけ減らすよう気をかけておきましょう。

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