インナーマッスルを鍛えるとお腹周りが細くなる
腹筋運動だけではウエストは細くなりません。お腹周りのお肉の原因は「内臓下垂」と「内臓脂肪」の2つ。お腹にお肉が付いているように感じるのは、外側の脂肪ではなく内側の内臓の状態に元凶があります。このため、インナーマッスルを鍛えることがウエストが細くなるのです。
インナーマッスル筋力低下で内臓下垂
内臓脂肪は、皮下脂肪と対を成す体脂肪のことです。皮下脂肪は私たちが肥満の原因として使ういわゆる脂肪のこと。一方の内臓脂肪は、腹筋の内側の壁の腹腔内についている脂肪のことです。
内臓脂肪といっても、胃や腸などの内臓に脂肪分が蓄積されたりするわけではありません。内臓脂肪は内臓の位置を正しく保ったり、衝撃を和らげるクッションの役割があります。
そして内臓下垂は、内臓を支えるインナーマッスルが筋力低下して、本来お腹の中心に収まるはずの胃や腸が骨盤のところまで落ちてしまっている状態のこと。内臓下垂で臓器が全体的に下に寄るため、お腹周りが太くなるわけです。
つまりお腹周りのお肉は、全体的に下がってしまった内臓下垂と、それを包み込む腹腔内に蓄積されてしまった内臓脂肪が原因だったのです。
インナーマッスルを鍛える腹式呼吸
そして、それを解消するのに必要なのが「インナーマッスル」。年とともに衰えてしまっているこのインナーマッスルを復活させることによって、内臓脂肪を燃焼させてそぎ落とし、さらに下がってしまった臓器群を正しい位置に戻すのです。
インナーマッスルを鍛える基本は「腹式呼吸」です。吐くときに腹をへこませ、吸うときに腹を膨らませる動きが基本になります。何度か腹式呼吸したあとに、息を吐き切った状態、つまりお腹をペチャンコにへこませた状態をキープします。
この状態をキープすることが、腹筋インナーマッスルを鍛えている状態。慣れないうちは、息を止めていないとお腹のへこみをキープできません。そのうちに、それをキープしながら呼吸ができるようになるはず。キープ間を長くしていくことで、より腹筋インナーマッスルが鍛えられるようになります。
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