塩さば特朝定食（並盛）は、塩さばとおかずが充実した朝食向けの定食メニューです。一食あたりの塩分量は3.2gと、成人の1日の推奨塩分摂取量（男性7.5g未満、女性6.5g未満）の約40%を占めています。 この塩分は主に塩さばの塩味、納豆のタレ、味噌汁、漬物などから来ています。朝食として豊富な栄養素を摂取できる一方で、複数のおかずが付くため塩分量も増加します。 栄養学的には、塩分（ナトリウム）は体内の水分バランスの調整や神経伝達など、重要な生理機能を担っています。一方で、過剰摂取は高血圧や心臓病、腎臓病などのリスク要因となることが知られています。 塩さば特朝定食（並盛）の塩分量は朝食としてはやや多めですが、いくつかの工夫で塩分摂取を抑えることができます。例えば、納豆のタレを全て使わずに少し残す、味噌汁（塩分1.3g程度）は半分ほど残す、漬物（塩分1.1g程度）も少し残すなどの工夫が効果的です。 さばには良質なタンパク質やオメガ3脂肪酸のDHAとEPA、ビタミンDなどが豊富に含まれており、納豆には良質な植物性タンパク質やビタミンK、食物繊維が豊富に含まれています。これらの栄養素は脳の健康維持や血液循環の改善、骨の健康維持、腸内環境の改善などに役立つとされており、栄養バランスの良い朝食と言えます。食事後には水分をしっかり摂ることで、余分な塩分を排出する助けとなります。朝食で塩分を多く摂取した場合は、昼食と夕食では塩分を控えめにするなど、1日の総塩分摂取量に注意しましょう。