から牛(特盛)は、牛丼の上にサクサクのから揚げをトッピングした、大食いの方におすすめの特大サイズのメニューです。一食あたりの塩分量は3.9gと、成人の1日の推奨塩分摂取量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)の約50%を占めています。 この塩分は牛丼のタレとから揚げの下味・衣に含まれる塩分に由来しています。特盛サイズはご飯の量が多くなり、それに伴い牛肉とから揚げの量も大幅に増えるため、塩分量も増加します。 栄養学的には、塩分(ナトリウム)は体内の水分バランスの調整や神経伝達など、重要な生理機能を担っています。一方で、過剰摂取は高血圧や心臓病、腎臓病などのリスク要因となることが知られています。 から牛(特盛)の塩分量は決して少なくはありませんが、いくつかの工夫で塩分摂取を抑えることができます。例えば、タレを全て飲み干さず少し残す、から揚げのソースを控えめにするなどの工夫が効果的です。 牛肉には良質なタンパク質や鉄分、亜鉛などのミネラルが、鶏肉にはタンパク質やビタミンB6などの栄養素が豊富に含まれています。ただし、揚げ物と牛肉を一度に摂取することで脂質が多くなるため、バランスを考えて摂取することが望ましいでしょう。また、特盛サイズはカロリーも高めになるため、活動量に応じて選ぶことが望ましいでしょう。特盛サイズは量が多いため、半分は持ち帰って次の食事に分けるという方法も、1食あたりの塩分摂取量を抑える効果的な方法です。食事後には水分をしっかり摂ることで、余分な塩分を排出する助けとなります。塩分摂取量が多めのメニューなので、その日の他の食事では塩分を控えめにするなど、1日の総塩分摂取量に注意しましょう。