簡単すぎ!これが良性腫瘍と悪性腫瘍の違い
「がん」は「悪性腫瘍」と呼ばれますが、その腫瘍には「良性腫瘍」というものがあるのはご存知のとおり。この良性腫瘍と悪性腫瘍は、どのように違っているのでしょうか? 1月21日放送『林修先生の今やる!ハイスクール』で紹介されていました。
良性腫瘍は球根で悪性腫瘍は雑草
「良性腫瘍」とは、いわばチューリップのようなもの。チューリップやヒヤシンスのように「球根」でなっていると考えてください。このため、球根を取ってしまえば二度と生えてきません。
ところが「悪性腫瘍」は、まるで雑草のようなもの。取っても都っても生えてくるのです。なかにはタンポポの綿毛のように風に乗って遠く移動することも…。それが「遠隔転移」です。
このため、雑草を取ろうと思ったら土ごと取るしかありません。それでも、ブロック塀の隙間などからまた生えてきてしまうのが悪性腫瘍です。
脳腫瘍はほかのがんと決定的に違う
そして、ほかの臓器のがんと「脳腫瘍」が決定的に違うことは、脳は「臓器ごと取れない」ということ。子宮がんでも胃がんでも、臓器ごととってしまう治療が行われます。しかし、脳は脳ごと取ることは不可能なのです。
このため、脳腫瘍の手術は脳や神経を傷つけることなく、腫瘍だけを取り除きます。とはいえ、その作業は最大幅「7mm」といった、微細な世界で行わなければなりません。「あらゆるものを壊さずに腫瘍だけを殺す」…それが、脳腫瘍の手術の難しさなのです。
■『林修先生の今やる!ハイスクール』
【スーパードクター知られざる医療の世界スペシャル】
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