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花粉症の治療は舌下免疫療法!7割の人が改善

患者数はなんと2千万人にもおよぶ花粉症はまさに国民病。そんななか、花粉症を根本から治療する「舌下免疫療法」が注目されています。臨床試験の結果、舌下免疫療法による花粉症治療で7割以上の人の症状が改善したといいます。『駆け込みドクター!』で紹介されていました。



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花粉症の治療は舌下免疫療法!7割の人が改善


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花粉症の治療は対症療法が中心

多くの人を悩ます花粉症、その治療法にはどんなものがあるのでしょう? 基本的には「対症療法」が中心。病気そのものを治すのではなく、表れる症状を抑えるための治療法です。

一般的に花粉症の治療で行われるのは「薬物治療」。内服薬や点眼薬、点鼻薬など種類はさまざまですが、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなど症状を抑えるものです。

花粉症の症状が重いときには「レーザー治療」があります。鼻の粘膜を焼き固めることで、花粉に反応する細胞の働きを抑えるというものです。

術後、多少の炎症はおこりますが、7割ほどの人がくしゃみや鼻づまりなどの症状が改善されています。ただし、鼻の粘膜は再生するため、早い人では1か月、遅くて3年で再発することが多いのが難点です。


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花粉症の治療に舌下免疫療法

そして、花粉症を根本から治療するのが「舌下免疫療法」です。なぜスギに対するアレルギーがおこるかというと、それは体がスギを嫌がっているから。体がスギを嫌がらないよう転換にするのが舌下免疫療法です。

具体的には、スギ花粉から抽出したエキスを体内に取り込み、慣れさせることでアレルギー反応を抑えます。方法は、医師から処方されたスギ花粉エキスを舌の裏側にたらし、2分後に飲み込むというもの。これを1日1回、医師の指示に従って2年間続けます。

臨床試験の結果、7割以上の人は症状が改善。しかも3割の人はほぼ症状がなくなりました。

これまで花粉症の治療に免疫療法がなかったわけではありません。これまでは、必ず病院に行って注射を打たなければなりませんでした。それが口の中に垂らし、それを自宅で行えるようになった点が舌下免疫療法のすぐれている点です。

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