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舌下免疫療法の保険適用は今のところ12歳以上

スギ花粉症の患者が原因物質を自分の口に含むことで、体質を改善させる治療法が「舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)」です。2014年に保険適用されました。ただし、舌下免疫療法の保険適用は12歳以上です。舌下免疫療法の具体的な治療方法を見ていきましょう。



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舌下免疫療法の保険適用は今のところ12歳以上


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舌下免疫療法は根治できる可能性

舌下免疫療法の治療は長期間にわたりますが、根治できる可能性があるのがポイント。2015年に改訂された診療ガイドラインにも舌下免疫療法の詳しい記述が加わっています。

幼稚園のころから花粉症になった15歳の女性は、スギ花粉が飛ぶ3月ごろから、鼻水やくしゃみが頻発していました。小学生のときには、マスクをしてティッシュペーパーを箱ごと持ち歩いたほど。10歳のときに舌下免疫療法を知り、臨床研究に参加することにしました。

舌下免疫療法の結果、花粉症の症状を抑える別の薬を飲む回数は年々減少。今春はワンシーズンで数回にまで花粉症の症状が軽くなっているといいます。


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舌下免疫療法の保険適用は12歳以上

減感作療法は、少ない量のアレルギーの原因物質を体内に入れ、体質を変えていく治療です。舌下のほか、抽出物を注射する皮下免疫療法があります。ただし、通院する回数が多く、注射による痛みもあるのが難点です。

舌下免疫療法薬シダトレンは2014年10月に発売されました。用法は舌の下に薬液を入れ、2分後に飲み込むというもの。初日は医療機関で飲み、2日目からは自宅で段階的に飲む量を増やします。

舌下免疫療法の保険適用は、今のところ12歳以上です。治療には3~5年の治療が必要。血液検査などでアレルギーの原因がスギ花粉と特定された人が治療を受けられます。

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