実例でわかる!実際の「うつ病」の症状とは
最新の調査によると、医療機関で受診している病気で急増しているのが「精神疾患」です。なかでも「うつ病」は患者数が100万人を超え、とくに働き盛りの30代と40代が、全体の「36.5%」を占めています。そもそも「うつ病」とはどんな症状の病気なのでしょう? 2月12日放送『最新脳科学ミステリー“人間とはなんだ…!?”』で紹介されていました。
3年前にうつ病と診断された女性の事例を見てみましょう。デパート勤務の女性は、職場での人間関係に悩んで体調を崩したのが病の始まりでした。当時の気持ちは「ぜんぶ自分を責めている言葉に聞こえる」「みんな私のことが嫌いなんだ」など。自分で悪いほうに考えていることすら、わかっていない状態だったと振り返ります。
制服がぶかぶかになるほど痩せ、仕事は休みがちに…。両親はやせ細っていく娘を心配し、実家に連れ戻しました。目が届かないところで、娘が追い詰められて何かをしてしまわないか心配だったのです。
両親に見守られながら過ごした日々。病気の記録は残っているものの、彼女の記憶は定かではありません。病状が重かったころをよく覚えておらず、ちょっとよくなってからの記憶しかないのです。
この女性は、専門医の診察を受けながらうつ病の治療を行っています。うつ病の症状は「不眠」「頭痛」「めまい」「気分の落ち込み」「悲観的な考え」など。身体的な症状の治療だけでなく、心の変化にも向き合わなければならないのがうつ病の治療なのです。
■2月12日放送『テレビ未来遺産』
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