後頭部の痛みは「くも膜下出血」の警告頭痛かも
くも膜下出血を発症すると3分の1の人は死亡し、治療を受けても2割しか社会復帰できません。くも膜下出血はスピーディな対応が肝心です。そして後頭部に突発的な痛みがあったら、それはくも膜下出血の警告頭痛かもしれません。『THEセンタク』で紹介されていました。
後頭部の痛みはくも膜下出血の可能性
首から後頭部に突発的な痛みがおきたら、それはくも膜下出血の「警告頭痛」かもしれません。ふくらんだ脳動脈瘤が破裂したことによって、くも膜と軟膜のあいだに血液が充満。それで後頭部の痛みが発症している可能性があります。
実際、くも膜下出血になって警告頭痛を経験した患者は「頭のてっぺんが金づちで叩かれるような痛さが急に来た」と証言します。多くの人がハンマーで殴られたようだと語る激痛は一般的には激しい頭痛といわれるものです。
しかし、警告頭痛は必ずしも大きいとは限りません。小さい場合でも、突発的に急に来る後頭部の痛みは危険です。痛みの大小に関わらず突発的に後頭部に痛みがおき、痛みのピークが続く場合はくも膜下出血の可能性が高いのです。
くも膜下出血で倒れたらどう対応?
後頭部の痛みの警告頭痛にも気づかず、実際にくも膜下出血がおきて倒れてしまった場合、どのように対応するべきでしょう。まず、仰向けでなく頭を横に向けて寝かせます。基本的には気道確保が一番大切です。
くも膜下出血はものを吐いて詰まらせるのが一番危険。頭の圧が上がるので、嘔吐するケースが非常に多いのです。頭を横にして気道確保することで、命を救うことが最初にすべきことになります。
なお、くも膜下出血は脳卒中のひとつです。脳卒中は脳梗塞が65%と大部分を占め、次いで25%が脳出血となっています。くも膜下出血は脳卒中の10%ほどの構成です。
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