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ラゼック手術の落とし穴は手術前に知っておくべき

レーシックは角膜が微妙に歪んでいたりすると、ラゼックを受けることになります。このラゼック手術には、実際に経験してみないとわからないさまざまな落し穴があるのです。そこでラゼックの仕組みから実際の体験談、そして手術を受ける前に知っておくべきことを紹介します。



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ラゼックの落とし穴!知っておくべきこと


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ラゼック手術は一週間は仕事ができない

レーシックには2つのステップがあります。1つはレーザーによって、目の表皮と角膜に薄く切れ目を入れてフラップと呼ばれるフタを作って、それをめくり上げる工程。もう1つが、露出した角膜にレーザーを照射して角膜を削ることで、角膜の屈折率を変える工程です。

ラゼックは、レーシックの1つめの工程を、目の表皮をアルコールで溶かすことによって角膜を露出させる術式になります。露出させた角膜にレーザーを照射するステップはまったく同じで、使用する装置も同じです。

特徴としては、ラゼックは角膜を削る量がレーシックに比べて少ないため、ボクシングなど目に圧力がかかる人でも手術可能ということ。反面、表皮を円形に溶かしているため、痛みのために手術後一週間は仕事ができません。

さらに安定した視力が得られるようになるには、2週間から1か月ほどの時間がかかります。また、術後は表皮保護用のコンタクトを一週間ほど装用します。


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ラゼック手術当日は痛みを感じない

それでは、実際にラゼック手術の経過を見ていきましょう。手術当日は手術時の麻酔と痛み止めの目薬で、強烈な痛みを感じることはありません。しかし、視力はまだ0.1~0.2なのでテレビも見られず本も読めません。時間を無駄にしたくない人は、オーディオブックを用意しておくのがおすすめです。

痛みで目が覚めたのは深夜2時でした。0時ごろに就寝したので、痛み止めがちょうど切れたころ。目がヒリヒリと痛くて、眼を閉じていても涙が止まりません。痛み止めの目薬をして目を閉じて、再び眼が覚めたのは早朝4時。目がヒリヒリして涙が止まりません。

また目薬をさして痛み苦しみながらもウトウト。次に痛みで目が覚めたのは6時でした。起床したら痛みに耐えながら、薄目を開けます。だんだん痛みに慣れてきて、多少ぼやけているものの目を開けられるようになりました。

視界はかろうじて生活ができるレベル。しかし、乾燥している屋外では視界は不安定です。視界が白っぽくなってきて、乾燥防止の目薬を手放せません。


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ラゼック手術2日めから痛みのピーク

ラゼック手術2日めの朝も4時ごろに目の痛みで目が覚めました。目薬をさして再び寝て、6時に目を覚まして活動開始。目の状態は前日よりも着実に改善しています。1日のうちの10%、目にストレスを感じることなく生活できるイメージです。

ラゼック手術3日めの朝は、痛みで目を覚ますことなく迎えることができました。ストレスなく生活できる時間帯が全体の25%くらいになってきたイメージです。この日はアルコールが解禁。目の調子もよくなっていることもあり、久々にビールを飲みました。しかし、その影響か夜10時ごろから目にものすごい痛みが…。アルコールは一週間は控えることをおすすめします。

4日めは、朝4時ごろに痛みで目が覚めました。この3日めの夜から4日めにかけてが痛みのピーク。目が見えにくいだけでなく、なんともいえない痛みがずっと続いているため、何をする気にもならないほどです。

5日めの朝は痛みでを目を覚ますことなく、もっとも快適な目覚め。外出してみても視界が白くなることもなく、だいぶ安定感が出てきた印象です。1日のうち半分はストレスなく生活できるイメージでしょう。


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ラゼック手術6日めでお酒が楽しめる

ラゼック手術6日めはほぼ1日じゅう、ストレスなく生活ができるようになりました。夜には、久々に外でお酒が楽しめるくらいの回復度合いです。一日のうちの8割がたはストレスなく生活できるレベルです。

ラゼック7日めは、視力もだいぶ戻ってきた印象。外出についても、ほとんど違和感なく過ごせます。新聞も通常どおりの距離感で読めるようになってきました。

しかし、一週間後検診で保護用コンタクトレンズを外すと…なんと視力がガクンと落ちたのです。少しずつ着実に戻ってきた視力が、ここにきて逆戻り。どうやら保護用コンタクトレンズには、多少の度が入っていたようです。手術後の一週間の視力回復は、いったんここでリセットされます。

8日めの朝は、とくに痛みもなく起床。起きてみると、前日よりは確実に視力が戻ってきています。テレビもそんなにつらさを感じずに見ることが可能。あとは少しずつ違和感が解消していくのを待つしかありません。

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