肺炎の症状をせきや発熱で見分ける方法がある
最悪の場合、1週間で死に至る危険のある急性肺炎が増えています。急性肺炎ならずとも肺炎は早期発見が大切です。そこで、風邪と肺炎の症状の見分け方を紹介しましょう。『主治医が見つかる診療所』の「死亡原因第3位 肺炎の早期発見法」で取り上げられていました。
肺炎の症状をせきで見分ける方法
まずは肺炎の症状をせきで見分ける方法です。風邪の場合はのどから出るようなせきですが、肺炎は肺の奥から出るようなせきです。
さらに、風邪の場合はせきでのどや肋骨が痛いのに対して、肺炎の症状はせきで胸の奥が痛くなります。まるで肺の筋肉痛のようだと話す人もいるほどです。
また、風邪はせきで息苦しいのですが、肺炎の症状はせきをしたあとが息苦しいのが特徴。肺炎の症状の場合、肩が動くほど力いっぱいせきをしているように見えます。とくに子どもの場合は、肩が動くせきかどうかで肺炎の症状を見分けることが可能です。
肺炎の症状をタンで見分ける方法
続いて肺炎の症状をタンで見分ける方法です。風邪のタンは「無色・白・黄色」ですが、肺炎の症状は「黄色・緑・茶色」。肺炎など炎症が大きいほど、タンの色が濃くなることを覚えておきましょう。
最後は肺炎の症状を発熱で見分ける方法です。風邪は数日で治まりますが、肺炎の症状は1週間以上続くのが特徴。肺炎の初期症状は風邪とそっくりですが、風邪であれば自然に治っていくもの。ところが肺炎の症状は1週間たっても2週間たっても治らないのです。
ただし、虚弱体質の人や高齢者の場合は、免疫力が弱いために高熱などのハッキリとした症状が出ない場合もあります。そんなときのためにも、1週間以上熱が続くのは肺炎の症状かもしれないことを覚えておきましょう。
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