胸郭出口症候群で指先のしびれがおこる理由とは
末梢神経が原因で、指先のしびれをおこす病気に「胸郭出口症候群」があります。これは鎖骨と肋骨のあいだのトンネルである胸郭出口が狭いために、そこを通る神経が圧迫されておこるもの。胸郭出口症候群のチェック方法と症状の改善方法を紹介しましょう。
胸郭出口症候群のチェック方法
首から伸びてきた神経が通る鎖骨と肋骨の間のトンネルが胸郭出口です。胸郭出口が狭いため、神経が圧迫されて指先のしびれなどの症状をおこすのが胸郭出口症候群になります。
胸郭出口症候群のチェック方法を紹介しましょう。両腕を真横に開いて、ひじを90度に曲げて手を上に上げたら準備完了です。
この体勢のまま、手の平を握ったり開いたりしてください。3分以上続けられないと、胸郭出口症候群の可能性があります。
胸郭出口症候群の症状を改善する
胸郭出口の広さは体型である程度、決まっているもの。なかでも、なで肩で肩甲骨が下がっている人に症状が出やすい傾向があります。
なかには筋トレなどによって、厚い筋肉が胸郭出口を狭くして症状が出ることもあります。逆に筋肉がない人は、筋力アップなどの運動で胸郭出口症候群の症状がよくなるケースが多いようです。
なお、応急処置として胸郭出口症候群の症状を改善する方法があります。それが、たすきがけです。たすきがけをして肩甲骨を寄せることで症状がやわらぎます。
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