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メラノーマ写真で見る!ほくろとがんの見分け方

メラノーマの特徴は足の裏など見えにくいところにできるのが特徴。こんな場所にほくろがあった?…と思ったら、メラノーマかどうかチェックしておきましょう。そこでメラノーマの写真を見ながら、メラノーマを見分ける4つの方法を紹介していきましょう。



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メラノーマ写真で見る!ほくろとがんの見分け方1


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写真でわかるメラノーマの違い

メラノーマの写真でわかる1つめの見分け方は「非対称性」です。写真のとおりメラノーマの場合は悪性の細胞が規則性なく増殖しているため、対象性がありません。一方、ほくろの場合は、ある線を引いて左右対称になります。

メラノーマを写真で見分ける2つめの方法は「周囲がギザギザ」かどうか。普通のほくろは丸くて、境界が鮮明になっているものです。しかし、メラノーマは写真でわかるとおり形がいびつで、周囲がギザギザしています。

メラノーマの写真でわかる3つめの見分け方は「色ムラ」です。ほくろは色にムラがなくて均一なもの。しかし、メラノーマは色の染み出しがあったり濃淡があるのが特徴。茶色や黒などいろいろな色が混ざって見えます。

メラノーマ写真で見る!ほくろとがんの見分け方2


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メラノーマを写真で見分ける方法

メラノーマを写真で見分ける4つめの方法は「大きくなること」です。最初は小さかったのに、数か月で2倍も大きくなることは、普通のほくろではありえません。すぐに病院で検査を受けましょう。

下記サイトもメラノーマを写真で見分ける参考になります。

手足には指紋があり、凹んでいる部分を皮溝、凸の部分を皮丘と呼びます。メラノーマでは皮丘中心に色素斑がみられ、皮溝に沿った線ははっきりしません。

一方、良性のほくろの場合は下図のように皮溝に沿った線がみられ、一部では格子状にみえ、くっきりとした線を形成します。

引用:メディカルノート

メラノーマが疑われる場合、病院ではダーモスコピーという装置で、皮膚表面の状態を調べます。ダーモスコピーで足の裏や手の平を見ると、皮膚表面の縞模様が見えるのです。

このとき、縞模様の谷部分に色素沈着が強い場合は良性のほくろ。山部分に色素沈着が強いとメラノーマの可能性が高くなります。病院を受診するときには、ダーモスコピー検査が受けられる施設を選びましょう。


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メラノーマが写真で判断できない場合

メラノーマとは、悪性黒色腫という非常に悪性な皮膚がんの1つ。がん細胞はメラニン色素を多量に産生する場合が多いため、メラノーマは写真で見るように黒い色になることが多いため、黒色腫と呼ばれています。

しかし、メラニン色素の産生程度により、茶色の場合もあるので注意が必要です。極めてまれに、メラニンをほとんど産生しないメラノーマがあります。淡い赤色だったり色が変わらないものもあるのです。メラノーマは写真だけでは判断できません。

メラノーマはがんの中で転移の頻度が高く、死亡率が高いことで知られています。大人になってできて、しかも大きくなってきたほくろやシミがある場合は要注意です。すぐに検査を受けるようにしましょう。

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