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周期性四肢運動障害が不眠症の原因だった!?

夜中に下半身がしゃっくりのように動いて目覚めてしまう不眠症があります。症状は「寝つきはよい」「夜中に何度も起きる」「睡眠薬が効かない」。それは「周期性四肢運動障害」です。2月25日放送『ためしてガッテン』の「あしたから劇的快眠SP」で紹介されていました。



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周期性四肢運動障害が不眠症の原因


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周期性四肢運動障害が不眠症の原因

この不眠症の原因は、わかりやすく説明するなら「しゃっくり脚症候群」です。正式な病名は「周期性四肢運動障害」となります。研究が始まったのは21世紀に入ってからです。

しゃっくりは延髄の興奮によっておこりますが、下半身のしゃっくりは脊髄の興奮によっておこっています。脊髄は脳と直接つながっていて、腰のあたりまで長く伸びているもの。この脊髄の興奮がしゃっくり脚の原因です。

周期性四肢運動障害は、飲み薬で鉄分を補給するとともに鉄分の多い食事を心がけることで改善します。鉄分が脳に供給されて神経伝達物質ドーパミンが増加。脳がパワーアップして、脊髄の興奮を抑えてくれるのです。


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周期性四肢運動障害のチェック方法

周期性四肢運動障害かどうかをチェックする方法があります。自分でチェックするなら、寝る前にリラックスした状態で1時間ほど脚を伸ばして座ってください。しゃっくり脚症候群の人は、しゃっくり脚が出てきます。

周囲にチェックしてもらうときは、寝ているときに20~40秒間隔で4回以上足が動くかどうかが目安です。しゃっくり脚は睡眠の前半に多く出るものなので、布団に入ってしばらく観察するとよいでしょう。

日本睡眠学会のホームページ(http://jssr.jp)に学会の認定している専門医が掲載されています。疑わしいときは、専門医を受診しましょう。

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