ルテインは加齢黄斑変性など目の老化を予防
ルテインは緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの一種。植物が光合成を行うときに必要な色素です。人間の体内では、網膜の黄斑部という場所に多く存在して、目の健康を保っています。ルテインには加齢黄斑変性など目の老化を予防してくれる抗酸化作用があるのです。
ルテインは加齢黄斑変性を予防する
黄斑部は色や明るさを認識する視細胞が集中している場所です。視細胞が紫外線などをたくさん浴びすぎると活性酸素が発生します。
この活性酸素によって視細胞のカスが溜まることがきっかけで、加齢黄斑変性となることもあります。そして抗酸化力を持つルテインには、この病気を予防する効果があるのです。
ルテインは目の水晶体にも存在。活性酸素を消去するとともに、目に当たる紫外線の害を減らすサングラスの働きもしています。このため、白内障の予防効果もあると期待されているのです。
ルテインは1日6mgほどが適量
ルテインの摂取量の目安はとくに決まっていません。加齢黄斑変性などの予防効果を期待するなら、1日6mgほどの摂取が適量といわれています。
ルテインはほうれん草やブロッコリー、小松菜、チンゲンサイなど濃い緑色の野菜に多く含有。これらの野菜を少量の油で調理すると吸収力が高まります。
また、パプリカなどに豊富に含まれるビタミンC、にんじんや春菊に豊富に含まれるビタミンA、かぼちゃやパセリに豊富に含まれるビタミンEを一緒に摂ると抗酸化機能がアップ。これらを組み合わせた料理がオススメです。
■「加齢黄斑変性」おすすめ記事
人間ドック異常ナシでも加齢黄斑変性で失明
加齢黄斑変性を見分ける「ドルーゼン」とは?
加齢黄斑変性の原因はブルーライトの浴びすぎ
1日1/2束のほうれん草で加齢黄斑変性を予防
加齢黄斑変性はブルーライトの浴びすぎが原因