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心臓が停止する「脈とび」は9割の人に発生

新しいタイプの「物忘れ」の原因である「脈とび」は、心臓が一時停止して脈波が抜け落ちる病気です。しかし、この「脈とび」には、安全なタイプと危険なタイプがあります。それぞれのタイプの実例を見てみましょう。



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危険な脈とびがあると診断された女性

1ヶ月前に危険な「脈とび」があると診断された女性(72歳)。年々に忘れることが多くなる感じで、最近は書かないと覚えておけないとのこと。買い物の予定から友だちとのちょっとした予定まで、あらゆることを書き留めたノートを手放せなくなっています。

実際に脈拍を測定したところ、たしかに脈がとんでいる瞬間があります。丸一日、計測させてもらったところ、脈とびの回数は「536回」でした。

一方で「すごい脈とびをする」と診断された世田谷区に住む男性(84歳)。本人が「同年代の人よりは健康なはず」と話すように、見ためもどこにも問題なさそうです。趣味は登山というほど、日々を健康に過ごしています。


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脈とびは9割の人におこっている

実際に脈を計測してみると、夕食後に焼酎を飲んでいるときや、日課の筋トレを行っているとき、一息ついているときと、何度も脈がとんでいます。しかし本人は気づかない様子。結局、1日の脈とびの合計回数は「4,052回」でした。

この2人を比較してわかるとおり、問題なのは「脈とび」の数ではありません。「安全な脈とび」と「危険な脈とび」があるのです。それは回数が少ないほうが危険というわけではありません。

実際に「脈とび」はどれほどの人に発生するのか、街行く人の測定を行いました。1人あたり2分間の測定を実施。すると、2日間の調査で「49人中25人」に脈とびが見つかったのです。じつは、脈とびをする人のほうが圧倒的に多く、9割の人におこっているといいます。

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