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椎間板ヘルニアの原因は「正しい姿勢」で排除

「椎間板ヘルニア」の患者数は15万人以上といわれています。背骨のクッションの役割を果たす椎間板が変形して、神経を圧迫するのがその原因です。この椎間板ヘルニアの原因は椎間板への負荷。なるべく負荷をかけないためには、ふだんからの「正しい姿勢」が大切なのです。『駆け込みドクター!』で紹介されていました。



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椎間板ヘルニアの原因は「正しい姿勢」で排除する


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椎間板ヘルニアは20歳から始まる

そもそも椎間板とは、背骨を構成する椎骨の間にある繊維状の軟骨です。椎間板は体を曲げるときなどに骨がこすれ合わないよう、衝撃を吸収してくれるクッションの役割を果たします。

この椎間板、赤ちゃんのころは水分が豊富で弾力性に富んでいます。そのため、赤ちゃんの体はとてもやわらかいのです。しかし、椎間板は年をとるにつれ、水分が失われてすり減っていきます。老化が始まるのはなんと「20歳」前後からです。

椎間板の後ろには神経が通っています。椎間板が変形してこの神経を圧迫するのが「椎間板ヘルニア」です。このため、その症状は腰の痛みのほか、足の痛みや足のしびれをおこします。

椎間板ヘルニアとは


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椎間板ヘルニアの原因を排除する

スウェーデンの整形外科医で腰痛治療の世界的権威・ナッケムソン医師は、椎間板にかかる負担をさまざまな姿勢で比較した研究を行いました。それによると、浅くおじぎをしただけで「1.5倍」、おじぎした状態で重さ10kgのものを持つと「2.2倍」にもなるのです。

そして、意外にもイスに座っている状態でも「1.4倍」の負担がかかります。こうして腰に負担をかけすぎると、椎間板ヘルニアの大きな原因になってしまいます。

椎間板ヘルニアは20~30代に多い病気。椎間板ヘルニアの原因を排除するには、ふだんから正しい姿勢をとることが一番といえます。それこそが最大の予防法といえるでしょう。

■8月17日放送『駆け込みドクター!』
【おさらば腰痛SP】

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