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痛風を食事で治すにはプリン体オフでは不十分

痛風を治すには尿酸値を基準値以下にすることが先決です。そして、尿酸値対策といえばプリン体オフの食事。分解されると尿酸に変化するため、プリン体を多く含む食品を避けるのが痛風を食事で治す基本です。しかし、じつはそれだけでは痛風を食事で治すには不十分なのを知っていますか?



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痛風を食事で治すにはプリン体だけでは不十分


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痛風の食事はプリン体オフが一般的

痛風を食事で治す…といえば、プリン体オフのビールを飲むなど、プリン体を多く含む食品の摂取を控えるのが一般的でしょう。レバーや魚卵、エビなどがプリン体を多く含む食材としてよく知られています。

しかし、プリン体から尿酸になるのは尿酸全体の4分の1ほど。残りの4分の3は、細胞の新陳代謝やエネルギーの燃えかすからできるものだったのです。

すなわち、痛風を治すために食品に含まれるプリン体オフだけに注目しているだけでは、残りの4分の3を見逃すことになってしまいます。このため、尿酸値を下げるためには、それ以外の食事や体型にも気を配らなければなりません。


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痛風の食事には果糖とアルコールに注意

痛風を食事で治すなら「果糖」と「アルコール」に注意する必要があります。とくに気をつけなければならないのが「果糖」です。

果糖は、燃料として燃やす過程で尿酸が作られてしまうのです。果糖は砂糖の半分くらいを占めています。つまり、お菓子などの甘いものの摂り過ぎは痛風の原因になるのです。果糖を多く含むソフトドリンク類も注意しましょう。

もう1つ注意すべきは「アルコール」です。じつは果糖と同様に、アルコールを分解する過程で尿酸が生産されてしまうのです。アルコールの飲み過ぎは、尿酸値を上げることにつながります。

食事以外では「肥満」にも注意しなければなりません。肥満だと、尿酸を排泄する能力自体が低下することになるのです。このため、ダイエットして減量することが尿酸値を下げる近道といわれています。

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