インフルエンザは初期症状と進行状況で見分ける
インフルエンザを風邪のひどいものと思っている人も多いでしょう。しかし、インフルエンザと風邪では原因となるウイルスも違いますし、症状もまったく違っています。インフルエンザも風邪も初期症状で見極めることが早期治癒のポイントです。インフルエンザと風邪を見分けるポイントを紹介しましょう。
インフルエンザと風邪を見分ける
インフルエンザと風邪を見分けるポイントには、まず「初期症状」があります。インフルエンザの初期症状は、発熱・悪寒・頭痛が急に襲ってくるのが特徴です。通常の風邪はじわじわと発症。鼻や喉の乾燥感やくしゃみが出ます。
インフルエンザと風邪を見分ける次のポイントが「進行状況」です。風邪の場合はしばらく微熱が続きます。合わせて、喉の痛みや鼻水といった症状が出てくるもの。一方、筋肉痛や関節痛があって40度近い高熱が出るようなら、インフルエンザの可能性が高いといえるでしょう。
そもそもインフルエンザと風邪では原因が違っています。風邪ウイルスは200種類以上もあり、その種類によって喉の痛みや鼻水など症状が変わります。たとえばエンテロウイルスは胃腸に感染するタイプ。ライノウイルスは鼻に感染します。
流行するインフルエンザを予測する
インフルエンザの原因は、まさしくインフルエンザウイルス。このウイルスは「A型・B型・C型」の大きく3つに分類されます。
インフルエンザA型は世界的に大流行しやすいもので、全体の60%近くを占めています。A型は症状が重症化しやすいのも特徴です。インフルエンザB型は、A型ほど流行しないもので、ほとんどが人と人との感染になります。インフルエンザC型は、流行性は低いものの子どもが感染しやすいタイプです。
なお、インフルエンザウイルスにも多くの種類があり、その組み合わせはなんと144通りにも及びます。さらに、同じ種類のインフルエンザウイルスでも毎年、微妙に遺伝子が変化。WHOこと世界保険機構が、さまざまな国から遺伝子のデータを集めて、流行するインフルエンザウイルスの型を予測しているのでした。
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