シェーグレン症候群とドライマウスの症状の違い
シェーグレン症候群とは、免疫が異常をきたして自身の細胞を攻撃する病気。とくに、免疫によって唾液腺や涙腺が攻撃されるのが特徴です。これがドライマウスと似た症状を引き起こします。シェーグレン症候群とドライマウスの症状の違いを見てみましょう。『その原因、Xにあり』で紹介されていました。
シェーグレン症候群の症状で口が乾く
シェーグレン症候群の症状は、唾液腺が攻撃されることでつばが出なくなるというのが特長的です。また、涙腺が攻撃されることで涙が出なくなることで目が乾いたりする症状が出たりします。
シェーグレン症候群の場合、唾液を作る唾液腺自体が自己免疫異常によって破壊されています。この場合には生活習慣の改善では治らず、医師による専門的治療が必要です。
そこで、ただのドライマウスとシェーグレン症候群を見分けるチェック方法を紹介しましょう。最近、喉が渇くなという症状に加えて、次の症状に心当たりがあれば注意が必要です。
1.よく目が乾くようになった
2.手足に痛みやしびれを感じる
3.肌の乾燥が激しくなった
4.すぐに疲れるようになった
シェーグレン症候群の症状を抑える
これらのシェーグレン症候群の症状は一見、更年期障害の症状と似ているため注意しましょう。これらの症状を自覚したら、早めに病院を受診してください。
それでは、シェーグレン症候群は病院ではどのような治療が行われるのでしょうか。これまでシェーグレン症候群を含む膠原病を根治するのは困難とされてきました。
しかし、最近ではステロイドや免疫抑制剤で自分を攻撃する免疫の働きを押さえたり炎症を抑えたりすることで、症状をコントロールできるようになっています。シェーグレン症候群は早期発見することで、病状の進行をゆるやかにすることが大切なのです。
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