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40代からの医療情報…現役看護師が監修

急性心筋梗塞の原因は心臓の異所性脂肪だった

40代という若さで急性心筋梗塞を発症した男性。その原因は心臓のまわりにベタッとくっ付いていた異所性脂肪だったのです。本来は溜まってはいけない場所に付いた脂肪が、命の危険もある急性心筋梗塞を引き起こしたのでした。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。



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急性心筋梗塞の原因は心臓の異所性脂肪だった


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急性心筋梗塞の原因は異所性脂肪

肝臓や膵臓などの臓器だけでなく筋肉にも溜まって、危険な病気を引き起こす可能性がある異所性脂肪。最近、さらに心臓というもっとも危険な場所にもくっ付くことがわかってきました。

実際に、心臓に異所性脂肪が付いてしまったという49歳の男性に話を聞きました。それはある日突然、発覚したといいます。朝起きたら胸が痛くて息が苦しいため、病院を受診。すると急性心筋梗塞と診断され、そのまま手術しました。

なんと心臓のまわりに異所性脂肪がくっ付いてしまったため、それが原因の1つとなって40代という若さで急性心筋梗塞をおこしたのです。心臓のまわりにベタッとくっ付いている脂肪は心臓周囲脂肪と呼ばれます。


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急性心筋梗塞をおこした心臓の映像

心臓周囲脂肪は心臓そのものに接していますし、さらには心臓を養ってくれる血管である冠動脈にも悪さをする可能性が高いのです。この男性の場合も、心臓周囲脂肪が冠動脈に悪影響を与えたと考えられています。

実際に、急性心筋梗塞をおこしたときの男性の心臓の映像を見てみましょう。まずは治療後の心臓の映像を見てみると、太い血管である冠動脈に血液が流れている様子がわかります。

急性心筋梗塞の治療前の映像を見てみると、冠動脈が完全に詰まっていることが一目瞭然。血流が途中で止まっていることがはっきりとわかります。すぐさま血管を広げるカテーテル治療を行うことで、男性は一命を取り留めました。

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