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海女の血管年齢が若い理由は血圧改善ホルモン

ANPとは血圧を下げて心臓への負担減らす血圧改善ホルモン。ANPは水圧の効果で分泌されるため、日常的に水に潜っている海女さんの血管年齢は若く保たれています。それでは、海女さんはANPをどれだけ多く分泌しているのでしょう? 『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。



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海女の血管年齢が若い理由は血圧改善ホルモン


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海女の血管年齢を伊勢志摩で調査

海女の血管年齢が若い理由を調査するべく訪れたのが、風光明媚な三重県の伊勢志摩。じつは伊勢志摩は、日本でもっとも多くの海女さんが住んでいるのです。ご協力いただいたのは、海女歴23年の69歳の河辺さんと、海女歴30年の72歳の濱口さん、そして海女歴50年以上の72歳の小林さん。

海女さんの漁は、今も昔も素潜りで行われます。1回の潜水で50秒ほど息を止めて5m近くまで潜り、海底の獲物を次々と拾い上げていくのです。1回の漁の時間は90分。そのあいだに、なんと30回以上も潜水を繰り返すハードなお仕事です。

当然、体には水圧がかかりまくり。血圧改善ホルモンであるANPが大量に分泌。そのおかげで、血管年齢も若いはずです。さっそく、漁を終えた海女さんたちのANPを測定してみます。


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血管年齢は実年齢よりかなり若い

事前に陸上で測定した3人のANPの値は20~30ほど。それが水に潜った直後には、なんと40台から130近くまでと、3人とも大幅にANPの量が増加していたのです。

それでは、肝心の血圧はどうなのでしょう? 上の血圧が140以上だと、高血圧と診断されます。すると、3人とも123~134の範囲内と、診断ラインをクリアしていました。

ちなみに、血管年齢も河辺さんが50代前半で、濱口さんも50代前半、小林さんも60代後半。全員、実年齢よりもかなり若く保っていました。海女さんはやはり水圧がかかることでANPを分泌されて、血圧が健康に保たれていたのです。

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