鼻づまりが片方だけ続くのは上顎洞がんの可能性
ある日、頬骨のあたりに虫歯のような痛みを感じたシニア男性。鼻づまりが片方だけ続く症状も出ていました。さっそく男性が歯医者を受診すると、痛みの原因は虫歯ではありません。なんと、痛みの原因は「上顎洞がん」だったのです。『駆け込みドクター』で紹介されていました。
鼻の奥にある上顎洞にできるがん
鼻の奥には副鼻腔と呼ばれる空洞があります。そのなかでも、もっとも大きい上顎洞にできるがんが、上顎洞がんです。
この上顎洞がんの原因の大部分を占めるのが副鼻腔炎になります。副鼻腔炎を放っておくと、上顎洞がんのリスクを高めることになるのです。
タバコやほこり、細菌などで傷ついた上顎洞の粘膜が炎症をおこし、それが慢性化することでがんになるといわれています。上顎童顔が心配な人は、いますぐ喫煙をやめるのが得策です。
鼻づまりが片方だけの症状の可能性
上顎洞がんの症状は、虫歯のような歯の痛みに加え、頬の腫れ、片側だけ鼻血が出るなど。さらに、がん細胞が目のほうへ広がると、眼球突出や視力障碍がおこることもあるのです。
副鼻腔炎とは、いわゆる蓄膿症のこと、上顎洞がんは虫歯や副鼻腔炎と症状が似ているので、発見されたときにはすでに手遅れということもあります。だからこそ、早めに適切な処理をする必要があるのです。
鼻水・鼻づまりが片方だけだったり、鼻水に血が混じる、鼻水が黄色く粘ついているなどの症状も上顎洞がんの可能性があります。すぐに病院へ行って検査したほうがよいでしょう。
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