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前距腓靭帯の断裂がシニア世代で顕在化する理由

単なる足首の捻挫と放置していたら、シニア世代になって前距腓靭帯の断裂と判明。場合によっては大手術に至ることもあります。前距腓靭帯の断裂がシニア世代で顕在化する理由を見ていきましょう。『ためしてガッテン』で紹介されていました。



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前距腓靭帯の断裂がシニア世代で顕在化する理由


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前距腓靭帯が切れると足首グラグラ

単なる足首の捻挫と思っていても、じつは前距腓靭帯が断裂している場合があります。前距腓靭帯は、骨と骨をつなぐ役割を果たす靭帯の中でも、人が二足歩行をするようになって獲得したと考えられている足首の靭帯です。

前距腓靭帯が切れてしまうと、構造上は足首がグラグラになってしまいます。しかし、足首のまわりには強靭な筋肉群があるため、そのときはグラグラにならないように助けてくれるのです。

ただし、シニア世代となって筋肉量が減ってくると事態は一変します。グラグラのまま歩き続けることで、知らぬ間に骨の間の軟骨が磨耗。最後は骨がむき出しになって、手術が必要な事態になってしまうのでした。


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前距腓靭帯の断裂で筋肉疲労が発生

前距腓靭帯の断裂で軟骨がすり減るような状態になる前でも、その影響はひざや股関節、腰などに影響が出る場合もあります。実際に、前距腓靭帯が断裂したのと同じような状態にして、健康な男性に30分ほど運動してもいました。

具体的には、土踏まずを高くして体重が外側から内側に体重が移動するように細工した靴底のインソールを作成。これを履いた状態で、ランニングなどの運動をするわけです。

その結果、ひどい筋肉疲労がふくらはぎに発生。開始5分ほどで、ふくらはぎがパンパンになったといいます。正常なインソールと比べて、1.8倍も筋肉への負担が大きくなったのでした。これが前距腓靭帯の断裂の影響なのです。

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