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大人喘息が30年間で3倍!長引く咳には要注意

大人喘息の患者数はこの30年間で約3倍にも増加。原因不明の長引く咳は大人喘息かもしれません。しかも、たかが咳と放置すれば呼吸困難となって窒息死する危険もあるのです。大人喘息の症状を詳しく見ていきましょう。『駆け込みドクター!』で紹介されていました。



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大人喘息が30年間で3倍!長引く咳には要注意


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大人喘息はまま放置されることが多い

喘息は、空気の通り道である気管支が炎症によって狭くなる病気。喘息といえば小児喘息というイメージがあります。しかし、喘息は子どもに限った話ではないのです。

喘息には大人になったから発症する「大人喘息」が存在。実際、大人喘息の患者数はこの30年間で約3倍にも増加しています。そのうち7割が、大人になってから初めて喘息が発症した人なのです。

大人喘息は30~40代で突然、発症するケースがほとんど。喘息の症状は、専門医でなければなかなか診断できません。このため、大人喘息は喘息と診断されずにそのまま放置されることが多いのが実状なのです。


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大人喘息の治療は吸入ステロイド薬

風邪で薬を処方されても咳がなかなか止まらないときは、大人喘息の疑いがあります。とくに、大人喘息の可能性大なのが「8週間以上も咳が続く」「風邪のたびに咳が長引く」「夜中から明け方の激しい咳」。1つでも当てはまるなら、すぐに専門医の診察を受けましょう。

大人喘息の治療は吸入ステロイド薬で行います。口から吸入した薬が気管で直接作用。規則正しく継続して使うことで、喘息の症状が少しずつ改善します。症状の有無に関わらず、吸入薬を継続的に使うことが重要です。

というのも、大人喘息はふだんから気道がただれて炎症があるもの。小児喘息は自然に治るケースがありますが、大人喘息は自然に治りません。ほとんど一生付き合うものです。

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