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相続の話し合いをしている家族はわずか25%

相続の話は「難しい」というのが共通認識。ある調査では、相続について家族で話し合いをしていると答えたのは、65歳以上の親世代で約25%、30~49歳の子世代で18%でした。相続の方法を具体的に検討しているのは、親世代で約9%、子世代が7%と低い数値となっています。親が病気で倒れたり亡くなったりしてから、初めて相続に向き合う家族が多いようです。



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親の側も相続に不安な点を抱えながら、家族に相談できずにいることが多いといいます。親が元気なうちに話し合うのが、円満な相続への第一歩。相続トラブルを抱える家族の大半は、事前のコミュニケーションが欠けています。

話の切り出し方は親が主導すると円滑に進めやすい一方、子どもから話を切り出すのなら注意が必要。いきなり「遺言を書いて」といわれたら親も気分が悪いでしょう。

まずは自分で遺言書を書いてみるとよいかもしれません。相続の知識もつけられ、財産を分ける難しさも理解できるはずです。2015年から相続税の基礎控除額が4割縮小されることなど、税制改正の相続への影響について説明すれば、親も耳を貸してくれるでしょう。

子どもの心構えとしては、親をサポートするという気持ちが大切。長い間、親と離れて暮らしてきた子ならなおさらのことです。まずは体の調子や、日常生活での心配について聞いてみるとよいでしょう。こたつでも囲みながら、親の近況にじっくり耳を傾けます。その延長線上に将来の相続の話があるはず。円満な相続は、家族の信頼関係があってこそです。

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