便秘薬に頼ることをおすすめできない理由とは
戦後と比べて食物繊維摂取量が半減していることもあり、便秘に悩む人が急増中です。同時に、便秘薬を常用する人も増えています。しかし、便秘薬の習慣的な使用はおすすめできない理由があるのです。とくに刺激性下剤の便秘薬はぜん動運動が弱くなるため、おすすめできません。
便秘薬の習慣はおすすめできない
デスクワークの仕事が増えているため、あまり体を動かす機会がないという人が増加。自律神経のバランスを崩しやすい環境でもあるため、便秘に悩む人が増える原因となっています。
また、多くの人は便秘を意識しすぎ状態。メディアからの情報に触れることで出ないことが気になり、それがストレスとなって便秘を悪化させるケースもあるのです。
このため、簡単に購入できる便秘薬は安易な便秘解消の手段になりやすいもの。しかし、便秘薬の習慣的な使用はおすすめできません。便秘薬には腸に働きかける刺激性下剤と、塩類下剤など緩下剤があります。夜に飲んで朝に出るような薬は、ほとんどは刺激性下剤。下痢のような液体便になります。
便秘薬に頼らず生活改善がおすすめ
こうした刺激性下剤の場合、便秘薬を飲めば出ることに体が慣れてしまうのが怖いところ。腸壁の力が弱っていつも緩んだような状態になってしまうのです。
便は腸が伸び縮みするぜん動運動によって排出されるもの。それが便秘薬に頼って液体便に慣れると、ぜん動運動の力が弱ってしまうのです。しかも刺激性下剤は腸が怠けやすいため、徐々に効きが悪くなるために便秘薬の量を増やさなければならなくなるのが通常です。
このように自分で出せるうちは、便秘薬に頼る前に生活習慣を改善することがおすすめ。便秘薬に頼ると、腸壁の力が弱ってぜん動運動が弱くなってしまうのです。だからこそ、便秘薬の習慣的な使用はおすすめできないのでした。
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